松山英樹選手について

松山英樹選手は、今まででやはり、
日本人でメジャー優勝に一番、近づいた選手ではないでしょうか?

かつてはジャンボ尾崎選手が、全米プロゴルフ選手権で最終日最終組、
中嶋常幸選手が全英オープンで最終日最終組等や、
片山晋呉選手、丸山茂樹選手などもメジャーでは優勝に手が届きかけたことがあります。

しかしメジャー大会、最終日で10ホールを終えてトップにたっていた、
そして世界ランキングも2位になったことのある選手日本人選手は松山英樹選手だけではないですね。
今までの日本人選手で最高の選手と言っても過言では無いのではないでしょうか?

後藤先生は時々、
松山英樹選手のことを、
わしが教えたスイングのように振る時がある、と言っていたことがありました。

しかし、欠点がないわけではありません。

本人も悩みながら、試行錯誤しながらスイングしてるのでは。。。

何が本当に正しいのかがわかっていない、
本人も迷っているような感じに見受けられます。

それは他の若手選手にも同じように見受けられることですが。

松山選手は、
やはりすごい素質の持ち主の選手です。

でもやはり、
ゴルフスイングを理解して、
インパクトゾーンを作っていると言うよりも、
天性の素質で、
そして筋肉の遊びでインパクトゾーンを作っているように見えます
つまり頭で何が正しいのかを理解して、
わかってスイングをしてるようには見受けられないような気がします。

今までの松山選手のゴルフ人生で、
やはり2016年の全米プロゴルフ選手権の時が一番全盛期、少なくとも一番、成績が良かった年でしょう。

ただ2016年の全米プロゴルフ選手権でも、
もうすでに少しスイングがおかしくなりかけてるところがあるように見受けられます。

現在の松山選手のスイングは、
試合を重ね、アドレナリンを出し続け、
年齢も重ね、
以前のような筋肉の遊び、筋肉の柔らかさがなくなり、
インパクトゾーンが短くなり、
以前ほどボールは狙ったところに飛ばなくなっているようにみえます。

後藤先生はよく例え話で、
飛行機がエンジンを止めても、
しばらくは空を飛んでられる。でもいずれかは墜落してしまう。

ゴルフスイングも少しおかしくなっても、
すぐには成績は落ちない、
ただやはりいずれかはスランプになる
と言うことを言っておられました。

松山選手はフェードを得意とする選手でしょうか?

かつてジャックニクラウス選手、タイガーウッズ選手などもフェードを得意とした選手だったような。

ただこの2人のフェードは、
フェードと言うよりも、
ストレートボールに近いフェードストレートと言う感じです。

そしてドローが打てないわけでもない。

かつてリートレビノ選手が大きなフェードボールをを打つ選手でした。

リートレビノ選手のフェードボールと、ニクラウス選手のフェードボールはやはり少し違います。

その証拠にリートレビノの選手は、
全米オープン選手権、全英オープン選手権、全米プロゴルフ選手権は優勝されていますがマスターズだけは優勝されていません。
ドローを打てないと勝てないと言われたマスターズはやはり苦手としたようです。

4大大会をすべて優勝したのは、
やはりジャックニクラウス選手と、タイガーウッズ選手、ジーンサラゼン選手、ベンホーガン選手、ゲーリープレーヤー選手。

やはりこれはスイングが良いから。

特にジャック・ニクラス選手とタイガーウッズ選手は
私たち、後藤塾の生徒が求める、
大型完全スクエア打法スイングにすごく近いスイングです。

だから4大メジャータイトルを取れた。

やはりクセのあるスイングは、
苦手なコースが出てきます。

コースの得て不得手、
このコースは得意、このコースは苦手など
また雨の日は苦手、風の日は苦手と言うものが出てきます。

でも大型完全スクエアな方スイングはあらゆるコースに対応できるスイングです。
あらゆる天候に対応できるスイングです。
あらゆる芝に対応できるスイングです。

ただ後藤先生は、タイガーウッズ選手は、
ジャックニクラウス選手のメジャー勝利数を超えることはできないだろうと言う事は言っておられました。

それは切り返しのある部分でジャックニクラウス選手と、タイガーウッズ選手が大きく違うからです。
ジャックニクラウス選手の方が、
格段、タイガーウッズ選手よりも切り返しが良いからです。

だいぶ話がそれましたが、
松山英樹選手も、
フェードボールを得意とする選手でしょうか。

調子が良い時は、
フェードと言うよりも、ストレートに近いボールが出る。

ストレート系フェードといいますか、
調子が良ければ振れば狙ったところに飛ぶと言う感じですが、

調子が悪いと、
そのフェードボールが右に抜けてしまうのではないか?
それを嫌がって今度は左に引っ張ってしまう。

松山選手の調子が悪くなってくるパターンはそういう感じではないでしょうか?

2016年の全米プロゴルフ選手権が、
その良い例ではないでしょうか?

11番ホール、
左ドックレック。
フェードボールを得意とする松山選手にとっては左ドックレックは打ちにくいはずかもしれませんが、
このホールは左のバンカーの上をストレートもしくはフェードで越えていけば真ん中に行くと言う右があまり気にならないコース、
右があまり気にならないロケーションのように思います。

だから思いっきり振れて、
狭いフェアウェイのど真ん中にボールを打っていきます。
しかし、セカンドはショートアイアンのように見えますが、

ピンをデットに狙ったのだと思います。
スタンスがやや右向き気味、
そしてバックスイングがややインサイドに上がって、
この時点でピンにはよらないなとように見えます。

そして案の定、右に外してしまい、
そんなに悪いライではなかったようには思いますが、
アプローチが少し寄らず、
短いパターを外してボギー。

12番ホールは右ドックレックのホール。

フェードボールを得意とする松山選手にとっては打ちやすいように感じるのですが、
右に行くのを嫌がったのか引っ張ったように見えます。

だからフィニッシュが回りすぎている右肩が前にできすぎている。

そして左のラフです。
セカンドは左のラフからボールがドロップして、
ピン左にまっすぐ飛び、オーバーしてアプローチがやらずボギー。

13番はショートホール。
このホールも、
ピンまっすぐもしくは、左からフェードと松山選手は考えたのだと思いますが、
これも右に外してボギー。

この日の前半のハーフでも、
左に飛びそうなのを左肘を外してまっすぐ打っているスイングの場面もありました。ただやはり、
調子が悪くなってくると右に抜ける球が、
右にプッシュアウトするボールが出てくるのではないでしょうか。

そしてそれを嫌がって左に引っ張る、
だから切り返しが悪くなる、
だからピンにまっすぐ飛ばなくなってくる。

いろんなチェックポイントはありますが、
松山選手が成績が良い時は、調子が良い時は
やはり、
切り返しが良い。

しかし切り返しがおかしくなってくると、
やはり成績は悪くなっています。

忙しくて、
あまり松山選手を見れるわけでは無いですが、
例えばある試合では、
フェアウェイからは切り返しが良いのに、
ラフからは切り返しが悪い場合がありました。

やはり上から叩こうとするのか、
切り返しがおかしくなっている時があります。この切り返しの欠点はフィル・ミケルソン選手にもありました。

しかしフィル・ミケルソン選手も、
最近の松山選手もその点はまた改善されているように見受けられます。

しかしフィルミケルソン選手はシャフトが切り返しでまだおかしな動きをしていました。

2人とも、
自分の切り返しがどうなっているのか理解しているのでしょうか?

またその切り返しを、
意識してなおしたのでしょうか?

そこが知りたいとは感じます。

なぜなら後藤理論ではやはり、
その部分は大切なチェックポイントで、

大型完全スクエア打法では
調子が悪いときの松山選手や
フィルミケルソン選手のようには絶対にならないようにするからです。
タイガーウッズ選手の悪かった時は見たことがない。

松山選手のスイングで気になるところは、
まずは両肘、右肘左肘の硬さです。

バックスイング途中での右肘がたためない、
フォロースルーでも左肘がたためない、
だから左肩が上がる。
だから調子が悪くなると右プッシュアウトする。

ここの部分、フォロースルーの左肘たたみは石川遼選手よりも松山選手が劣るところではないでしょうか?

ただやはり、
トップの良さ、
そしてダウンスイングでの顔の残し、
そこからのキレなどはやはり超一流かもしれません。

下半身の使い方に関しては、
腰を少し切っているように見えます。

この使い方で通用するのはやはり、
若い頃だけのように感じます。

だんだん歳をとるにつれてこの下半身の使い方、フットワークではだんだん苦しくなってくると思います。

まず、
この下半身の使い方では、
ドローボールが打てなくなります。

歳をとるにつれて、
また試合に出ていると、
アドレナリンが分泌され、
やはり体が硬くなっていくのではないでしょうか?
本当に正しい技術でドローボールを打っていないと、
そして筋肉の遊びがなくなってくるにつれて、
ドローボールは打てなくなります。

そしてストレートもだんだんこすれてくるようになります。

スライスの大きさがどんどん大きくなってきます。

そして左に飛ぶようになり、
だんだん飛距離も落ちていきます。
松山選手はドローボールの打ちたがっているようには見えます。

かつてのニックファルド選手がそうでした。
ジャンボ尾崎選手もスランプになる前はだんだんだんだん左にボールが飛ぶようになっていました。

今、メジャーリーグに移籍した、
菊池雄星投手のことを、
かつて、
後藤先生は
いい投げ方をするが、
遊びの取り方が下手だと言うことを言っていました。
現在はメジャーリーグでも、
少し悩んでおられるように見えますが菊池雄星投手は、
今後どのようになっていくのでしょうか?

若いうちは、
筋肉の遊びがあるので、
筋肉が柔らかいので、
その遊びを取ることが少し重要になる場合があります。

しかしこの遊びを取ることに終始していると、
スイングが変則になります。
今の日本の男子プロや、
女子プロが特にそのようになっています。

若い選手がどんどん活躍されておられますが、
技術でまっすぐ飛ばしていると言うよりも、
この筋肉の遊びを利用して、
インパクトゾーンを作り活躍されているように見えます。

だからインパクトゾーンなくなる、
筋肉の遊びがなくなるとすぐ引退してしまい、
もっと若い10代の選手がまた出てきて活躍するような状況になっているようです。

もっと技術で、
ゴルフをする選手、
技術でインパクトゾーンを作る選手ができて出てきて欲しいのです
非常に寂しく思います。

もっとゴルフが人気が出てくるには、
技術でインパクトゾーンを作り、
選手生命の長い選手が出てくるべきだと私は思います。

ゴルフスイングでの
下半身の使い方としては、
下半身、フットワークとしては、
やはりイチロー選手は、
王貞治選手のような使い方になります。

踏み込み打ちですね。
(正しいゴルフの踏み込み打ち練習をどのようにするかは、
また機会があれば写真とか、動画でも紹介したいとは思います。)

または野球のピッチャーの足の使い方です。ゴルフでは、
野球のピッチャーのように左足を大きくあげたり右足が1メーター、2メーターと動くような事はありません。

でもイチロー氏や王貞治氏のような、
野球のピッチャーのような足の動きがゴルフのフットワークの基本になります。

イチロー氏が話していたことですが、
イチロー氏と一番、理論、理屈が近いのは理論、理屈が一番近いのは王貞治氏だと言うことをイチロー氏自身が言っておられました。

後藤先生は、
イチロー氏のことをあまりけたなしたことがありません。

投げ方、打ち方、走り方、守り方などなど、
褒めてばかりのような記憶があります。

野球選手として、
最高のお手本かもしれません。

もしかしたら人間としても。

そしておそらくゴルフもやっていたら超一流になっていただろうと思われます。

でもやはりイチロー氏は
野球が、
心底、とことん好きなんでしょう。

ゴルフにおける、
下半身の基本、
フットワークと言うものを身に付ければ、
ドロー、フェード、ストレート何でも打てます。

今の松山選手の下半身の使い方は、
やはり体の遊びを利用した下半身の使い方に見えます。
若い頃だけ通用する下半身の使い方に見えます。
松山選手はドローを打とうと練習してるようにも見えますが、
試合でも通用するドローを打てるにははまだ難しいように思います

松山選手が、
野球のピッチング、
キャッチボールをウォーミングアップのひとつに入れているのを見たことがあります。

これも後藤先生がゴルフ界に取り入れたことではないでしょうか?
私たちはキャッチボールを本当によくさせられました。ピッチング、キャッチボールの重要性をとことん叩き込まれました。

松山選手のキャッチボールの投げ方を見ていて、
後藤先生に投げ方を教わっていればなぁと思うところがあります。

もっと正しい投げ方をすれば、
ゴルフの栄養にもなる、
左肘のたたみ、右肘のたたみを覚えることができるのになあと思ったことがあります。

松山選手が、
なぜキャッチボールウォーミングアップのひとつに入れようとしたのかは、
どういう理由があってかは分かりませんが、
推奨すべきことです。

ただ本当に正しい投げ方をしないと、ゴルフのスイングの栄養にはなりません。
なぜピッチングをするのか、なぜボールを投げるのか、そういう理由がわかってキャッチボールをしているようには思えないのですが

もったいない限りです。

松山選手のスイングは、
顔はバックハンド、
下半身はフォアハンドの動きになっています。

顔は残そうとし、
テニスで言うバックハンドの打ち方、
体が開かない打ち方にはなっているのですが、
下半身は開こうとしている、
フォアハンドの打ち方になっているように見えます。

だからフォロースルーで頭が少し寝てしまうのです。

これもボールが調子が悪くなると右に抜けていく原因の1つではあります。

そして、
松山選手のフォロースルーですが、
いろんな振り方をしてるように見えます。

何が本当に正しいフォロースルーが、
正しいドローのフォロースルー、
正しいフェードのフォロースルー、
正しいストレートのフォロースルーがどういうふうなのかを理解できていないように思います。

松山選手のアプローチに関しては、
バックスイングの軌道で、
後藤理論を誰かに聞いたことがあるのではないかと言う気がするような、
バックスイングをしていたことがありました。

ただやはり下半身の使い方やフォローするなどは全く違うものでした。

ただテレビで見ただけなので詳しくは言えませんが、
かなり良いバックスイングだったような気がしております。

パターに関しては、
もう以前のようには入らなくなると思います。体の遊びがなくなり
インパクトゾーンがどんどんなくなっていっております。
振り子のように、
トップとフィニッシュが高い、
パターが上から上のスイングになってしまっております。

今のところ見る限り、
後藤理論がなければパターは以前のように入るようにならないのではないかと感じております。

もし松山選手自身が、
後藤先生が気づいていたものを、
自分自身でつかめは別ですが。

パター論、アプローチ論に関しては後藤先生は一切、世間に公表しませんでした。
雑誌にも一切書きませんでした。

後藤理論のパター論、アプローチ論を知っているのは、
今、私と、野人くんと、小林一郎くんだけでしょう。

松山選手が、
本当に正しい技術を身に付け、
世界のメジャー大会で大活躍することを心より願っております。
現在、やはりメジャー大会の優勝に一番近い選手は松山選手であろうと思われます。

松山選手の今後に期待したいと思います。

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