2020年日本オープンの優勝は稲森佑貴選手でしたね。
おめでとうございます。
今年はコロナウィルスの為外国選手が来れず、すべて日本選手の出場でした。
この試合を観ていてまず最初に思ったのは、クロスハンドグリップが目立ったこと。
金谷選手や河本選手のように、若い選手でもクロスハンドグリップで打つ人が多い。
これはやはりショットを”回す打ち方”で打つからかなと思います。
ゴルフは円運動と線運動の合成。
みんな円の部分しかなく
線の部分を筋肉の遊びで作っている。
線の部分を技術で作っている選手がいないように見えます。
ショットを回して打っていると、
パターが順手では入らなくなる。
インパクトで身体が開き、そこから右腕のリリースをかけ距離を出している。
少し横に振っている。
この打ち方をしているとだんだん順手ではパターが入らなくなりますね。
クロスハンドグリップは円の部分しかなくなるからかな。
ただ金谷選手に関してはパターのヒールが浮く位近く立てている。
本能的に縦に振ろうとできています。
でもボールの頭を打っている、
ボールをパターでトップをさせている、ボールに順回転をかけようとしているのでしょうか?
これでパターが入るのは若いうちだけ、
身体が硬くなると入らなくなりますね。
これは女子の鈴木愛選手にも見受けられるところ。
谷原選手のパターは順手。
ひとつ感じたのはフジサンケイで優勝した星野選手と、パターの長所は同じところ。
私たち後藤理論がやろうとしている部分ができているような気がします。
3年連続平均パット数が1位だったのも頷けます。
ただ谷原選手も、星野選手も意図的にやろうとしているのかどうかというのがわかりません。
今回の日本オープンで
上位の選手で共通していいなと思ったところは「キレ」。
後藤先生は、プロ選手としてキレを重視しました。
それはタイガーウッズ選手やニクラウス選手に代表されるところ。
上位に来た選手は飛距離が出る、出ないにかかわらずキレが良かったですね。
後藤先生の言う「キレ」とはただ単にスピードがあると言うことではありません。
キレはゆっくりでも出せます。
金谷選手などは、
以前の方がスイングプレーンは良かったなとは思いますが、相変わらずキレは素晴らしいです。
稲盛選手は、
小さな2段モーションの入ったスイング。
2段モーションは悪くない、
野球のピッチャーでも2段モーションにした方がボールのスピードが出るそうです。
後藤先生はそう言っておられました。
だからよく2段モーションを止めて良いボールが投げれなくなった投手がおられますね。
ただ稲盛選手は、バックスイングを上げる前にクラブヘッドを前に後ろに動かす、
これを後藤先生はノコギリと言っておられました。
ノコギってから地面をトントン叩く、金槌をしてそれが止まるとバックスイング、
ノコギる部分が少し気になるかな。
ただ止まってるときがないのでそれが稲盛選手のリズムになっているのだと思います。
河本選手は飛距離の出る選手。
今回観たスプーンのフルショットのフォロースルーと、アイアンショットのフォロースルーのしかたが違いましたが、
アイアンショットのフォロースルーは親指、手首、ひじ、肩を痛めそうなフォロースルーですね。
このフォロースルーは丸山茂樹選手にも共通するところ。
丸山選手も親指を痛めていたり、肩の腱?筋肉?が切れてしまったでしょうか。
皆さん才能の豊かな選手。良いスイングを身につけて今後のゴルフ界を盛り上げてほしいものです。
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