2020年三菱電機レディースの優勝者もクロスハンドグリップでしたね。
それも20歳の選手がクロスハンドグリップ。
少し寂しい気もしますが、ただヘッドの動きはよかったです。
後藤先生の言葉で言うと『刃(は)が出ている』という動き。
これができていました。
ただクロスハンドグリップで刃が出る動きができるのは若いうちだけです。
体が硬くなってくるとクロスハンドグリップではその動きができなくなります。
それでもクロスハンドグリップのメリットを1つだけ挙げるとすれば体を縦に使えること。
クロスハンドグリップで体を横に使うと全くパターが入らなくなります。
クロスハンドグリップにしていると自然に体を縦に使えます。
それは右手の長さがいらないから。
左手よりも右手の方が体に近い方にグリップするので右手の長さがいらないから体を縦に使えるんです。
もし順手でグリップして体を縦に使おうとすると右手の長さがいる。
ショット時の体の使い方を間違えてるから、パターのクロスハンドグリップが増えてくるんだと思います。
ショットを体の”回し”で打たない、円運動と線運動の合成。
そんな動きができないと、パターが上手くならない。
逆に正しいパターの基本を覚えていると、
自然とアプローチは良くなります。
アプローチが良くなるとショットが良くなります。
パターを正しい動きで覚えることが、
ショットを世界レベルに押し上げることになるんですが。
今はパターの基本が皆、わからなくなっているので、
クロスハンドやいろんな打ち方が増えているのだと思います。
順手でちゃんと入るパッティングの打ち方を覚えると世界レベルのショット、世界レベルの選手になってくると思います。
そういう選手が早く日本に出てきて欲しいかなと思います。
この記事へのコメントはありません。