今年のリコーカップは大変面白い展開になりましたね。
稲見選手と古江選手、どちらが賞金女王になるのか、最後の最後まで分かりませんでした。
古江彩佳選手の素振りが変わりましたね。
全英オープンの頃や、以前の素振りとは全然振っていく方向が違う。
もしかしたらこのブログを読んでくれてるのかなと思うような素振り。
なぜああいうふうに素振りが変わったのでしょうか。
ただ打っていくときは素振り通りには振れていない。
あんなふうに素振りを急に変えると調子を悪くする人が多いのですが、結構、器用なのかもしれない。
渋野選手が、素振りは良くない、なのに打つときはすごくいいと言うのと全く逆ですね。
かつてスペインの選手がそうでした。
セベ・バレステロス選手やオラサバル選手などは、素振りがアウトサイドインに振るのに打っていく時はいい方向に振っている。
渋野選手もその作戦に似ていますが、古江選手は全く逆かな。
素振りで良いことをしようとしている。
自分のスイングを変えようとしている。
でも打つときに素振り通りに振れない。
練習を重ねていけばもっと良くなっていくと思いますが。
古江選手の良いところは簡単に言えば軸かな。
フィニッシュが必ず立ってられる。
必ず両手でフィニッシュする。
去年の秋口に片手を離すフィニッシュを見たことはありますが、ほとんどない。
去年の秋口も最後のほうは、疲れで調子を少し落としていましたが。
それと全英オープンの時も、最終日はインパクトで体が開いて、ボールがまっすぐ飛ばなくなっていた。
今は改善されていますね。
後藤先生が言っておられましたが、秋に強い選手が本当に強い選手。
去年のブログでも古江選手のことを書いていますが、去年、一番調子の良いスイングだと言う事は書きました。
ただこれよりも上へ行くのはかなり難しい仕事、難しい作業になると言うことも書きました。
やはりメジャー大会で優勝できそうなのは、笹生選手、畑岡選手、渋野選手でしたが、渋野選手がかなりおかしくなった。
依然として渋野選手の振っていく方向は良い。
メジャー大会も取れそうな感じ。
でもやはり以前から書いているようにバックスイング、トップがおかしくなった。
切り返しはこの間見たときは良くなっていました。
先日のブログでも書きましたが、笹生選手もだんだんおかしくなりつつある。
その次につけているのが古江選手かなと言う感じがしています。
でも古江選手が今のままではまだメジャー大会に優勝できるとは思いません。
もっとスイングを良くしていかなければ。
スイングが良くなればメジャー大会でも優勝できるような選手になってくれると思います。
稲見選手に関しては、スイングはかなり変則な部分が多いです。
インパクトゾーンを長くするのに、頭を沈めている。
この点では断然、古江選手のほうがいいですね。
これでは体を痛めます。
首、最近は腰が痛いようですね。
2年連続賞金王を取った鈴木愛選手のように、まだまだ体に遊びがあるので強い時が続くかもしれませんが、その後スランプになっていくかも。
その時になおせるコーチがいるかにかかってきますね。
2021リコーカップ

稲見選手にコーチはいないでしょう。
仮にいても、優秀じゃない気がします。
優秀ならあんなアウトサイドインのスイングは教えないはずだし、
そのスイングがいいと思っているのなら、スランプになった時に直せないはずですから。