山下美夢有選手

山下選手は全米女子プロゴルフ選手権で2位に入りましたね。

優勝はできなかったですが、
おめでとうございますという言葉を使って良いのでしょうか?

優勝したく、悔しかったとは思いますが、
本人としてはまずまず納得のいく成績かもしれませんね。何よりこの成績によってバリオリンピックに出場できるようになった。

女子はみんなオリンピックに出場したいと言っていただけるんですが、
松山選手はオリンピックはどうでもいいような発言もあったような。

松山選手にも頑張ってもらいたいですが。

山下選手は、
このブログで書く機会がすごく多い選手ですね。

若くして、
2年連続賞金女王、
今年は優勝は無いですが、常に上位争い。
今年も国内のポイントランキングではトップに立っているのでは。
これだけ長くこの調子を保てるものではない。

本人の努力、節制、考え方などが素晴らしいのだと思います。
2023年6月1日の投稿の山下選手のこのブログには、
笹生選手、
渋野選手、
畑岡選手、
古江選手の次に来る選手、
山下選手は
古江選手の域に達しようとしているのかな
と言うことを書いています。
山下選手が、この4人の次に続く選手で、どんどん成長していましたね。この4人の中に山下選手を加えてもいいかなと思いながら、その投稿を書きました。


そんな山下選手が海外メジャー、全米女子プロゴルフ選手権で2位です。
やはりゴルフはスイングが良くないといけない。そのスイングの良さを見ている基準が後藤理論です。

この事実を持ってしても、やはり後藤理論の正しさというものが1つ証明されていると思うのですが。


ただ、山下選手のスイングも悪くなっている部分もあった。スイングに関しては、一進一退と言うところがありましたね。
またそのことに関しては後で書きます。


山下選手の頭の中、考え方と言うのは素晴らしいものがある。後藤先生に似ているところがあると感じています。


自分が距離が出る方ではない、なら100ヤード以内の精度を上げる。
縦の距離感と言う精度とか。


稲見選手が世界との距離の差を感じて、距離を伸ばそうとしたり、圧倒的強さを身に付けたいと言う発言もありましたが、

山下選手は賞金女王を取った後、次のシーズンまずは一勝と言うことを言っておられました。
一勝することの難しさを知っているからこそできる発言だと思うし、その一勝の積み重ねが賞金女王へつながっていく。

そして、飛距離アップということではなく、自分のゴルフの特性、ショットの精度を上げると言うことに目を向けておられた。


それに、考え方も後藤先生に似ているところがあると思います。
賞金女王になっても、なかなかアメリカに行こうとしない。
スイングを良くしてというか、実力をつけてからアメリカに行こうとする姿勢が見えてくる。


海外メジャーに挑戦して、日本のコースとのあまりの違い、難しさ言うことも気づかれたようで、経験と言うものも大切と言うことを思われたのか、少し海外に行くようになられましたね。


以前にもこのブログに書きましたが、

後藤先生は鈴木亨選手が全英オープンへの出場を獲得されたときに、
優勝する実力がないのなら、全英オープンへ行く必要はないと、その出場を辞退して練習する方が良いと言っておられたことがあります。そして、次を狙う。


後藤先生は、かなり準備に重点を置く方です。
山下選手もそんな姿勢が見受けられるような気がします。


ただスイングに関しては、良いものはたくさん持っているのですが、時々、切り返しがおかしくなったり、
パターがおかしくなったり、でも今日、大東建託の試合を見ましたが、パターのボールを打った後の見方は割と良かった。
飛行線後方からの映像が見れなかったので、何とも言えない部分もありますが、正面から見たときの、打った後のボールの見方など良いものもあった。


ショットは、フィニッシュで、肩トントンというか2回、肩を叩くようなフィニッシュをしてみたり、今日の大東建託ではそれはしていなかったです。意図はわかりませんが、色々と試そうとしているのでしょうか?


ただ、もしかしたらフォロースルーで、間違った考え方をしだしたのかもしれないと言うのは感じました。
これに早く気づいて、そちらの方向に進んで欲しくない。
今回のショットの結果はかなり良いように見えましたが、このフォロースルーはまずいと思います。
これを続けるのなら、だんだんまた調子が悪くなってしまうかも。


切り返しの悪さと言うのは、疲れとか、体が硬くなったりで、本人が意図しなくてなってきているものだと思ったのですが、フォロースルーに関しては、わざとその方が正しいと思って、やっているのかもしれないと感じました。


後藤理論が考えるフォロースルーとは逆の方向に進んでいるように見える。
後藤理論と逆の方向に進んでいくと、その選手の成績は落ちてくるのが常です。
まだこれからの山下選手を見ないとわからない部分はありますが、ちょっと、だいぶ気になっているところです。


スイングは生き物です。
刻々と変わる。
常にケアしてないと、練習してないと、向上しようとしてないと、下降曲線をたどっていきますね。


スイングを維持していくのも難しいし、なおかつメジャーで優勝したスイングをより発展向上させると言うのは、難しいことです。
それは、笹生選手や、渋野選手を見ていて、すごく感じますね。
でも、後藤理論を知っていると、その後何をすればいいのかが見えてくるのですが。
古江選手や、山下選手にももっとスイングが良くなってもらって、もっともっと活躍してほしいものです。

ちなみに、この5人、

笹生選手、渋野選手、畑岡選手、古江選手、山下選手の次に来る選手は

小祝選手だと思っていたのですが、ちょっと雲行きが怪しくなってきました。振っていく方向はすごく良く、キレでも出てきていたのですが、

何より、パターをクロスハンドにしたこと、パターをクロスハンドにしたのに肩を横に使う、右肩が突っ込む打ち方をしている。これではクロスハンドにした意味がない。

それとフォロースルーで、男子の中島選手や、河村選手と同じように脇を閉めるようになってしまった。これがまずいんですよね。

どんどんスイングの改造方向が間違ってきている。だから山下選手の次にどんどん上手くなっていってほしい選手なんですが、違う方向に向かっていってしまっています。残念です。

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