松山選手⑨2020年マスターズを終えて

松山選手のマスターズの最終成績は8アンダー13位タイでした。

良い成績を残して欲しかったですが惜しかった、少し残念でしたね。

決勝ラウンド、3日目、4日目でスコアが伸ばせませんでした。

初日、2日目とブログで書きましたが、松山選手のスイングはそんなに良いとは思えませんでした。
決勝ラウンドスコアを伸ばして欲しいなと願っていましたが、あのスイングでは少し難しいのではと感じておりました。

確かにスイングを良くしていく事は松山選手ほどの天才を以てしても難しいと思います。
このブログでは、ほとんど上半身の事やスイングプレーンのことしか書いていませんが、松山選手は下半身の動き、フットワークについてどう考えているのでしょうか。

今、その部分を直そうとしているのでしょうか?
もうそろそろ、インパクトゾーンを長くする下半身の動きができてこないと、今の下半身の動きのままで上半身だけでショットを安定させたりまっすぐ飛ばそうとしていると、上半身の動きも正しい方向からずれていってしまいます。

今はそんな状況に、松山選手がいるように思えます。
まだまだ書きたいことがいっぱいありますが、今日はこの辺で。

松坂英樹選手⑧2020年マスターズ2日目を終えて

松山選手は、
2日目を終えてマスターズ、8アンダーですね。
成績はすばらしいと思います。

ただスイングは少し物足りさを感じます。

後藤先生がジャック・ニクラスの再来と褒め讃えた時もあるくらいよかったスイングと比べると、
やはりフラットになり、凄みがないような気がします。

相変わらず顔が残り、
うっちゃりのスイング、
そこからのキレと言うものには素晴らしいものもありますが、
右に行くのを回して、右に行かないように肩をまわして防いでいますね。

縦に使えている部分と横に使えている部分があります。

昔はこの横に使う部分がすごく少なかったのでやはりすごいなぁと言うスイングでしたが、
今、横に使う部分が少し出てきています。

さあ二日間どうなるのでしょうか?

芝の種類は関係ない、空間でボールを捉える

後藤先生の考えをお伝えしたいと思います。

体型体格に劣る日本人が、世界で活躍する、メジャーを優勝しようと思うと、スイングを良くするしかありません。

例えば外国人が60点のスイングで優勝できるなら、日本人はそれ以上、100点のスイングを極める必要があると言うお考えでした。

だから選手には大型完全スクエア打法の、
完全なる習得を求めました。

そして芝の違いに関しては、
空間でボールを捉えると言うお考えでした。空間でボールを捉える、少し解りにくい言葉かもしれませんね。

これは芝の上にボールがあるのではなく、
空間に浮いているボールを打つと言う考えです。

ですからどんな芝の上にあっても、関係ないと言うお考えです。

そういう考えのもとに大型完全スクエア打法はできております。

将来、ボールを空間に浮かしてそれを打つ練習ができれば、バミューダ・ベント・高麗などどんな芝の上でも関係なく打てると言うお考えでした。

言葉では伝わりにくいかもしれません。
ティーアップもボールを空間に浮かして打つ事になりますが、ティーアップすることなくボールを浮かしてそれを打つ練習をすると言う意味です。
だから私たちは、ティーアップでの練習が多かったのです。

後藤先生はそんなことを考える素晴らしい先生でした。

松山英樹選手⑦の2020年マスターズ初日14番のセカンドショット

14番左のセカンドカットからのショットを見ました。

ピンが左に立っていて、少しピンの右を向きながら、バックスイング始動は良いところに上がりましたが、途中からフラットに、以前よりトップを低くしたように感じます。

そして少しフェイスが開き気味。
でもトップを低くすることによって、
フォロースルーが高くなる。

これはジャックニクラウス選手が歳を重ねるうちにスランプになり、アップライトなスイングを、トップを3センチ低くして復活した時に似た直し方だと思います。

しかしトップを低くしたことによって、ジャックニクラウス選手は世界最強のスイングから、少し点数が落ちたスイングになりました。

この直し方だとしばらくは良いかもしれませんがまた弊害が出てきます。

トップを低くすることによって少し左に行きやすいのを、トップでのフェイスの向きを少し開くことによって解消しているようです。

そして右に飛ぶのをフィニッシュで体を回すことによって抑えています。

フィニッシュでの右足が、後藤先生の言葉で言う「ヨーデル」と言う右足になっています。
これはあまり良くないと言うことです。


ただこのショットでは、最近悪かった切り返しは良くなっていますね。

フォロースルーの左腕は以前より良くなっています。

このボールが、
ピンの左に乗るのではなく、
ピンの右に乗ってバーディーを取っているともっと良いのですが。

2020年日本オープン

2020年日本オープンの優勝は稲森佑貴選手でしたね。
おめでとうございます。

今年はコロナウィルスの為外国選手が来れず、すべて日本選手の出場でした。

この試合を観ていてまず最初に思ったのは、クロスハンドグリップが目立ったこと。

金谷選手や河本選手のように、若い選手でもクロスハンドグリップで打つ人が多い。

これはやはりショットを”回す打ち方”で打つからかなと思います。

ゴルフは円運動と線運動の合成。
みんな円の部分しかなく
線の部分を筋肉の遊びで作っている。
線の部分を技術で作っている選手がいないように見えます。

ショットを回して打っていると、
パターが順手では入らなくなる。

インパクトで身体が開き、そこから右腕のリリースをかけ距離を出している。

少し横に振っている。

この打ち方をしているとだんだん順手ではパターが入らなくなりますね。
クロスハンドグリップは円の部分しかなくなるからかな。

ただ金谷選手に関してはパターのヒールが浮く位近く立てている。
本能的に縦に振ろうとできています。
でもボールの頭を打っている、
ボールをパターでトップをさせている、ボールに順回転をかけようとしているのでしょうか?
これでパターが入るのは若いうちだけ、
身体が硬くなると入らなくなりますね。
これは女子の鈴木愛選手にも見受けられるところ。

谷原選手のパターは順手。
ひとつ感じたのはフジサンケイで優勝した星野選手と、パターの長所は同じところ。

私たち後藤理論がやろうとしている部分ができているような気がします。

3年連続平均パット数が1位だったのも頷けます。

ただ谷原選手も、星野選手も意図的にやろうとしているのかどうかというのがわかりません。

今回の日本オープンで
上位の選手で共通していいなと思ったところは「キレ」。

後藤先生は、プロ選手としてキレを重視しました。

それはタイガーウッズ選手やニクラウス選手に代表されるところ。

上位に来た選手は飛距離が出る、出ないにかかわらずキレが良かったですね。

後藤先生の言う「キレ」とはただ単にスピードがあると言うことではありません。
キレはゆっくりでも出せます。

金谷選手などは、
以前の方がスイングプレーンは良かったなとは思いますが、相変わらずキレは素晴らしいです。

稲盛選手は、
小さな2段モーションの入ったスイング。

2段モーションは悪くない、
野球のピッチャーでも2段モーションにした方がボールのスピードが出るそうです。

後藤先生はそう言っておられました。
だからよく2段モーションを止めて良いボールが投げれなくなった投手がおられますね。

ただ稲盛選手は、バックスイングを上げる前にクラブヘッドを前に後ろに動かす、
これを後藤先生はノコギリと言っておられました。
ノコギってから地面をトントン叩く、金槌をしてそれが止まるとバックスイング、
ノコギる部分が少し気になるかな。

ただ止まってるときがないのでそれが稲盛選手のリズムになっているのだと思います。

河本選手は飛距離の出る選手。
今回観たスプーンのフルショットのフォロースルーと、アイアンショットのフォロースルーのしかたが違いましたが、
アイアンショットのフォロースルーは親指、手首、ひじ、肩を痛めそうなフォロースルーですね。
このフォロースルーは丸山茂樹選手にも共通するところ。
丸山選手も親指を痛めていたり、肩の腱?筋肉?が切れてしまったでしょうか。

皆さん才能の豊かな選手。良いスイングを身につけて今後のゴルフ界を盛り上げてほしいものです。

鈴木愛選手

昨年度賞金女王の鈴木愛選手について。
鈴木選手は、体が柔らかい、体の筋肉が柔らかい選手ではないでしょうか?

バックスイングはかなり横に上がる、インパクトでも体が少し開いているのですが、
そこから右手のリリースをかけインパクトゾーンを作っている。
そうやってまっすぐ飛ばしている。
これは体の固い選手では真似のできないことだと思います。

これは女子に多いことですが、諸見里選手もこのタイプでした。
パターはバックスイングが地を這うように低い、そしてフォロースルーがすごく高くなる。

だからインパクトでボールの頭を打ってトップを打つことが多いですね。
これで入るのは若いうちだけかも。
そして最近、パターが入らないのか、
クロスハンドにもしているようですが。

パターの打ち方はバックスイングをそのままで、フォロースルーの位置がもう少し改善されれば良いのではないでしょうか?

ショット、パターとも少し改善していかないと若いうちだけで終わってしまう可能性も。

今後の活躍を期待しております。

渋野日向子選手について④

今回の全米女子オープンのスイングは見ていませんが、
ショットの調子は良かったようなことも本人のコメントではありましたね。

ショットがパーオンするからパター数が増えるみたいなことも書いてありました。

パーオンをしてパター数が増えると言う事は、
あまり近くにのっていないのかな?

ショットが良くなってきたとは言え、
まだ上位を狙えるショットの内容では無いのかもしれません。

パターも順手にかえられたようですが、
ショット、パッドともどういう打ち方になっているのか楽しみです

良いものになっていると良いですが。

デシャンボーのアームロックパッティング

2020年全米オープン、優勝されたのはデシャンボー選手ですね。
おめでとうございます。

デシャンボー選手のパッティング、アームロック式と言うそうですが、
これは腕まで長尺にしたパッティングと言うことでしょうか?

まるで長尺パターを扱うような打ち方で打っていますね。
軌道がテレビではよく見えませんが、どうやらまっすぐ振れていそうで、フェースの向きもあまり変えていないように感じます。

長尺パターは、体に固定をすることが禁止になり、使う選手がほとんどいなくなりましたが、その長所を活かしたような打ち方になっています。

なぜこんな打ち方になったのか。
やはりウェイトトレーニングのしすぎではないでしょうか?

普通の打ち方では繊細な感覚が要求されます。

ましてやあれだけウェイトトレーニングをしてしまうと、軽いパターは振れません。

今、フィル・ミケルソン選手が、シャフトに多量の重りをつけてパターを打っています。

これも、軽いパターでは手が震えてしまう、そんな感じになっているためではないでしょうか。

重いパターしか振れない。

倉本選手も晩年は、
長尺パターを短尺の長さに切って重たいパターを使っておられる時がありました。

つまりウェイトトレーニングをしてしまうと、感覚がなくなってしまうのではないでしょうか?

イチロー選手はそれを嫌います。

だからウェイトトレーニングをすごく嫌います。

後藤先生もそうでした。

デシャンボー選手のゴルフを見ていると、
もうマッスルスポーツ、
ゴルフではないような気がしてきます。

ドライバーの飛距離を30ヤードのばしたり、すごい事はされている、すごい成果を出されているとは思います。

しかしやはりゴルフは、
マッスルスポーツではないと思います、
マッスルスポーツであって欲しくは無い。

後はあれだけウェイトトレーニングをして、選手生命がどうなるかと言う問題になってくると思います。

息の長い、選手生命の長い選手でいられるのでしょうか?

これからデシャンボー選手がどのようになっていくのか見極めていきたいと思います。
デシャンボー選手がパワーだけとは言いませんが、パワーでなく、技術でゴルフをする選手を見てみたいものです。

後藤先生の言葉曰く、
ゴルフは気合いでするものではない、
技術でするもの
と言う言葉があります。

後藤先生の教えた選手は、皆選手生命が長い、息が長い選手となっております。

またその話は機会があればしたいと思います。

渋野日向子選手について③

「もともと、いつかは(順手に)戻さなきゃいけないと思っていた。2試合クロスハンドでやってみて、自分の癖もちょっとずつ減っていっていた。1週間練習して、(やはり)癖も減っていたので、そろそろ戻してもいいかなと思って、戻しました」

ゴルフダイジェストのウェブニュースに載っていた渋野日向子選手のコメントです。

まずは順手に戻してくれてよかったかなぁと思います。

もともと戻すつもりではいたそうですね。

自分の癖が減ってきたので、という言い方をされていますが、どんな癖を直そうとしたのでしょうか?

私が思いつく限りでは、
手首の使い過ぎか、
腕の使い過ぎでしょうか?

手首を使わない、腕を使わないと言うことを心がけてクロスハンドにしたのでしょうか?

今思いつくのはそれだけですが、
まだ他に理由があるのかもしれません。
ただ、パターの調子が悪いことの答えはそこにはないと思うのですが。

もう少し違うところを変えないとパターは入るようにはならないのではないでしょうか?
テレビだとなかなか飛球線後方や、
良い角度から打ち方が見れないので何とも言えませんが。

頑張って欲しいものです。

クロスハンド

パターのクロスハンドグリップについて。

最近、渋野日向子選手と、
鈴木愛選手がクロスハンドに変えましたね。

2人ともパターが上手い選手。

順手をクロスハンドに変えたと言う事はやはりパターが入らなくなってきたのでしょうか?

クロスハンドなら体で振れるような気がする、手首を使わない気がするんだと思います。

体との一体感がある。しかし体で振ると言う事は丸く振ると言うことになります、
円運動になる。

インパクトゾーンが作れません。

おそらく反復性・連続性が良くなることによって安定して入ると考えるんだろうと思いますが、
それを犠牲にインパクトゾーンが作れません。

若いうちは筋肉の遊びで体が柔らかく勝手にインパクトゾーンが作れますが、
年齢が重なってくると、円運動ではダメです。
クロスハンドではインパクトゾーンが作れない。

そしてパターの打ち方がショットにも影響してきます。

本来、インパクトゾーンを作るには技術がいるのです。

その技術を知らないのでは?
インパクトゾーンを作る理論がそこには無いように思います。

まずはできたら順手に戻していただきたいものですが。