トップの大原則は、
トップの基本は、
腕が時計で言う12時、
クラブが3時まで行くことである。

クラブが地面と平行になるのは良い。
コンパクトトップの方が良いと言う考え方もお持ちの方もおられるようですが、コンパクトトップではいけないと考えております。

若いうちは大丈夫です。

筋肉に遊びがあるのでコンパクトなトップでも、
ボールの位置にインパクトが来ます。

しかしだんだん年齢が行くにつれて遊びがなくなってくると、
インパクトの位置はボールの先に行ってしまう。

つまりだんだんコンパクトトップだと飛ばなくなり、
左に行ったりするようになってきます。

トップの大きさは助走です。

やはりできるだけ大きく上げた方が良い。
大きく上げた方が飛距離が基本的に出る。

オーバースイングとコンパクトトップどちらがいいと言われればおそらくオーバースイングだと思います。

ただオーバースイングも、
飛距離は出たりしますが、
反対に方向が出なかったりします。

若いうちにオーバースイングでまっすぐ行ってるからといって、
年齢を重ねていくごとにだんだんどんどん、
まっすぐ行かなくなります。

ましてやオーバースイングの方はよく飛ぶ方が多いので、
少しずれるだけで横へのぶれがものすごく大きくなります。
ボールがすごく暴れるようになります。
またオーバースイングで打たれた球は、
初速は出るのですが、
暴れ出すと方向が出なくなります。

スクエア打法で打った球は、
圧で飛ばすので、
初速はゆっくりかもしれません、が距離が出ると言う重たいボールになります。

コンパクトトップで、
賞金王になられたり、
優勝されたりする方もあります。
コンパクトトップは早くスコアが出たり早く上手くなったり、
早く結果が出たりします。
いわゆる早熟です。

しかし逆にコンパクトトップでは、
選手生命が短いのです。プロで言うと若くして引退してしまいます
今の日本の女子プロゴルフ界がそうでしょうか。

後藤先生の教えられた方は、
ジャンボ尾崎プロや、
中嶋常幸プロ、
鈴木亨プロなどは、
皆、選手生命がすごく長いです。

後藤先生はよく言っておられました、
ジャックニクラウス氏を一生現役にする、
一生現役は無理でも、
60歳でメジャーを優勝させると後藤先生はよく言っておられました。

本当にそんなことができるのかなあと感じておりましたが、
59歳の時にトムワトソン氏が全英オープンで優勝しかかった時に
やはり後藤先生はニクラウスのことを本気で言っていたなと思いました。
よく捻る、
正しいトップを作ることが、
選手生命を伸ばすことの1つ手段になります。

すごく大事なことです。

トップでのフェイスの向きは、
スイングプレーンと平行になります。

トップでフェイスがシャットフェイス、
空を向くと、
ドローになり、

トップでフェイスが地面と平行近くになる、
オープンフェースになると、
これはフェードを打つときのトップになります。

かつて宮里藍プロがフェードに挑戦していた時に、
フェードが打てなく、
逆にドライバーがチーピンになり、
150ヤードしか飛ばないと言うスランプになられた時がありました。

これはトップのフェイスの向きがシャットフェイスで、
ドローを打つフェイスの向きだったのにこのフェイスの向きからフェードを打とうとした弊害だと見ております。

ここでトップのフェイスの向きをフェードに変えていれば、
もう少し簡単にフェードに変わられたのかもしれません。

トップでのシャフトの向きは飛球線と平行になります。

クロスしたり、
レイドオフになったりする事は基本ではないです。

左手首は左の手の甲がまっすぐ、
右手首は折れます。
右手はよく出前持ちの格好に見えては例えられますが、
それによく似ております。

トップで脇は閉めませんが、
右肘、左肘の間隔はできるだけ狭くなったほうがいいです。
2本の腕が1本のように使えよりまっすぐボールが飛びます。

ニクラウ氏のフライングエルボーはやはり基本ではありません。

トップではヒールアップをするのが基本です。

ヒールアップをしないと言う事は、
若い頃は許されます。
これも若い頃の遊びとりの1つの方法です。

やはり年齢とともに体が硬くなり、
左足が短くなる、硬くなるので、
ヒールアップをしないといけません。ヒールアップすることによって、
左膝が少し前に出ることになります。

左膝がトップで前に出るなと言う考えもあるようですが、
この理論では左膝は前に出ても良いと考えます。

それはやはりピッチャーがワインドアップで投げるときに左膝を上げて前に蹴ってそれを下ろして地面について投げます。

その動きにゴルフのフットワークも似ております左膝がトップで前に出るなと言う考えもあるようですが、
この理論では左膝は前に出ても良いと考えます。

ヒールアップをすると同時に腰もやはり回ります。
しかし、腰の回りすぎも良くありません。

腰と肩の捻転差が飛距離を生むとよく言われますが、

やはりそうかもしれません。

ただ歳をとってくるにつれて体が硬くなり、
その捻転性作れなくなります。

ですから腰を回してでもやはりまず肩、脇腹を90度以上回せたほうがより良いのです。

よく下半身は固定しといて上体だけ捻ると言う教え方もありますが

これも若い頃にだけ許される、
遊びとりの1つの方法です。

ジュニアの子に下半身を固定して、
上体だけを捻ってと言うと、
下半身、足、膝などがちょうどいい位に動きます。

全く固定と言うことにはなりません。

やはり止めているつもりでも体が柔らかいので動いてしまうのです

ジュニアの頃に逆に動かせと言うと動きすぎて膝のスエーなどが起こってしまいます。

肩は90度、
それ以上回るのが理想です。

肩と言うよりも左脇腹が90度回ると言う意識の方が良いでしょうか。

顔の向きはボール真正面を向くのではなく、
少し顔の向きも右のほうに動き、
横目でボールを眺める形になります。

頭の位置も全く固定ではありません。

クラブを上げることによって多少頭の位置も実に動きます。

これはでもあまり動きすぎても良くありません。

やはり体が柔らかいと右に体を捻ることによって頭動きますが、
その動きが最小限度で抑えられます。
よく頭を止めて体を捻ると言う教えがありますが、
プロの中でほとんどの人が、
全く頭が止まってバックスイングをされている方はほおられません

頭を止めろと言う動きも一種の遊びとりの方法ですね。

トップで頭の位置は上に上がりません。
伸び上がりません。

物は、タオルでも、
何でもそうですが、
捻ると短くなります。

人間の体もそうですね。
捻られることによって人間の体も
短くなりますので、
むしろトップでは頭の位置はアドレスより低くになります。

体重はやはり右に移ります。
人の体は体を捻った方向に体重が移動します。
ですから体を右に捻ることによって体重が右に移ります。
そしてやはり右足親指の付け根が動く事は良く ありません。

ここが浮いてしまうと力が伝わりません。