2021年全米プロゴルフ選手権の優勝はフィルミケルソン選手でしたね。
おめでとうございます。
ミケルソン選手は、後藤先生が良い縦振りをしているとよく褒めた選手です。
マスターズで40歳で活躍した、ジャスティン・ローズ選手もそうです。
良い縦振りをしているとよく褒めておられました。
今回の全米プロ選手権は、あまりよく見ていないので詳しくは書けませんが、50歳・フィル・ミケルソン選手、メジャー最年長優勝と言うこと。
若い選手で調子の良い方がなかなかいなさそうですね。
ケプカ選手も、強い時期がありましたが、今のスイングはあまり良くない。
やはりミケルソン選手のほうがよかった。
今回の最終日、ミケルソン選手はスコアを落としましたが、サンデーバックナインで追い上げの選手がいなかったので逃げきれました。
マスターズといい、今年はなかなかすごいなと、強いなと思える選手がいないような状況です。
ケプカ選手の二の腕も、昔とは全然違いかなり太い。
かなりのウェイトトレーニングをしてるように思われます。
デシャンボー選手もそうですが、ウェイトトレーニングはやはり流行でしょうか?
おそらくサプリメントも飲んでいるのかな。
ウェイトトレーニングは、確かに効果はあると思います。
そしてまた早くゴルフが上達するとも。
でも早稲で、若い時期だけで終わってしまう。
一時期だけで終わってしまう。
清原選手が、巨人軍に移籍して成果成績が出ないときに、ウェイトトレーニングをして復活しようとしていましたね。
後藤先生はその時に、
「わしならストレッチをやらせるがなぁ」と言っておられました。
後藤塾もトレーニングはしますが、良いスイングを作るための筋肉をつけると言う意味のトレーニングですね。
ウェイトトレーニングとは全く意味が違うような気がします。
その点はイチロー選手との考え方に大変よく似ています。
それと後藤先生はサプリメントなどを進めたりはしません。
自然の食べ物で体を作っていこうとします。
中畑氏が言っていましたが、落合氏は現役時代、サプリメントを10種類以上飲んでいたとか。
落合氏が現役を引退してから体の調子が悪いですね。
内臓の病気になっているかな。
サプリメントは肝臓、内臓にすごく負担をかけます。
それとケプカ選手と清原選手とも膝を悪くしたようですね。
ケプカ選手、両膝を手術したとか。
これもウェイトトレーニングが関係してるような気がしますが。
後藤先生は、トレーニングの仕方や食事について口うるさく言われました。
サプリなどはほとんどすすめません。
これは考えが古いのではなく、もう一つ先を行っている、50年、100年先を行く考えをしておられたのだと思います。
ウェイトトレーニングをすれば体を痛める、サプリを飲めば体を痛める。
早くゴルフが上手くなるからと言って体を痛めていいのかと言うことがわかっていたのだと思います。
後藤理論は生まれるのが100年早い理論だと言われました。
新田恭一先生と後藤修先生が時代の先を行きすぎていたのだと思います。
後藤先生が昔、例え話で
『新聞の一面を飾るのに銀行強盗すれば一面を飾れるかもしれない。
つまり悪いことをすればすぐに新聞の一面を飾れる。
しかし良いことをして新聞の一面を飾ろうとすると、その良いことを積み重ねていかなければならない。
積み重ねていくことが大事だ』
と言うことを言われた覚えがあります。
私は奇跡が突然起こるものではないと思っています。
奇跡は積み重ねで起こるもの。そんなふうに積み重ねていくから、長く強い時代が作れるのだと思います。
後藤先生に教わった選手、後藤先生が褒めた選手はみんな息の長い選手になっています。
フィル・ミケルソン選手もその1人です。
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