丸山選手も海外で活躍された選手ですね。
勝負度胸が満点というか心の部分で強い選手ではないでしょうか?
本人曰く「緊張したことがない」と言うコメントを聞いたことがあります。
丸山選手はフェードボールヒッター。
ドローを打てる選手はストレートボールもフェードボールも打てますが、フェードボールヒッターはやはりドローボールはなかなか打てない、打ちにくいようですね。
これも丸山選手のコメントですが、
「フェードボールヒッターがドローボールヒッターに変わろうとしてうまくいったりはない」と言うようなことをコメントされていた記憶があります。
ただ、フェードボールヒッターはオーガスタゴルフクラブ、マスターズではなかなか良い成績が残せないのではないでしょうか?
実際、マスターズは丸山選手が苦手にしていた大会の1つだったと思います。
リートレビノ選手もフェードボールヒッターで、マスターズ以外の4大メジャー、全米オープン、全英オープン、全米プロは優勝されていますが、マスターズだけは優勝されなかったような。
全英オープンでは丸山選手は優勝に手が届きかけたことがありますが、全英オープンはアウトとインで行きと帰りで戻ってくるコースになるので、後半、全ホール右から風を吹かれてどんどん右に流される為、フェードボールでは計算が立たない。
後半失速して優勝を逃した全英オープンがあったように記憶しております。
あそこでストレートなりドローを打てる技術があれば、優勝できていたような気もするのですが。
後藤先生はまた丸山選手のことに関して、左肩を落とすので、怪我が怖い。
左肩を落とすと、自分の実力以上に飛距離が出たりするが、怪我をする場合が多いと言うことを指摘されておられました。
これは当時、丸山選手と同時期にアメリカに行っておられた田中秀道選手にも同じような指摘をされておられました。2人ともやはり怪我に苦しみました。
丸山選手は確か親指の付け根を痛めて、田中秀道選手は腰痛に悩んだでしょうか。
また丸山選手は最近、肩の腱か筋肉も切られたのではないでしょうか?
丸山選手に関しては、後藤先生はフォロースルーとフィニッシュでの欠点を指摘されておられました。
フィニッシュの左手の形が、親指の付け根に負担をかけたり、またフォロースルーでの腕の使い方が肩に負担をかけたりしていることを指摘されておられました。
後藤先生の指摘通りになったのかなあと感じております。
また一時期、ドライバーイップスにもなられていたような。若い時は固める部分があっても良いのですが、年齢を重ねていくと、固めているところが動かなくなってきます。
そういうところがイップスになっていく原因だと思います。
あらゆる体の部分を、正しく使わなければならないと感じております。
レッドベターコーチに教わって、全英オープンを優勝したイアンベーカーフィンチ選手も、その後イップスになったと聞いております。
筋肉の遊びを取るには固めることは有効かもしれませんが、それをずっとやっていると、やはりスランプになります。今はそんな理論が多いような気がします。
もっと体全体を正しく使って、インパクトゾーンを長くするスイングができなければ、息の長い選手にはなれないのではないでしょうか。
丸山選手も、シニアで活躍して欲しい選手ですが、どうなっていくでしょうか?
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片山晋呉選手
片山晋呉選手は、後藤先生の評価がずいぶん高かった選手です。
当時、確か川岸良兼選手や丸山茂樹選手が、大学卒業後すぐにシードを取ったのに対して、片山晋呉選手はシード選手になるのに何年かかかっていると思います。
それでも後藤先生は、丸山選手よりも片山選手の方を大学生の頃からかっていた、高く評価しておりました。
丸山選手がフィニッシュで少し残るのに対して、片山選手の抜け出しの良さと、右腕の振れの良さを指摘しておりました。
でも片山選手は、練習などを見ていると、
右腕を使わないように、右腕の振れを殺そうとしているように見えますね。
片山選手に対して、後藤先生はたまに「わしが教えていないのに、わしが教えたように振る時がある」と言っておられたことがありました。
丸山選手と片山選手は戦うステージが違ったので、一概に比較はできませんが、5度の賞金王を取った片山選手はやはりすごいですね。
片山選手には、5度しか取れなかったと言っておられますが、5度賞金王を取った選手と言うのはなかなかおられませんね。
ただ本人はもっとやれたと考えておられるのでしょう。もし後藤先生に習っていれば、もっと賞金王を取れていたと思います。
これは想像に過ぎないですが、片山選手は後藤先生の有料エッセイを読んでおられたのではないでしょうか。
片山選手は、大リーグのプロ野球選手の写真がいっぱいあると言っておられましたが、後藤先生はよく日本の選手、松井秀喜選手や、イチロー選手、佐々木選手などの写真を見せて私たちに解説してくれたり、
大リーグの選手の写真も先生の住まいにはいっぱいありました。
バットをゴルフ界に持ち込んだのも後藤先生ですし、後藤先生は元プロ野球選手、野球の事とゴルフのことをつなげて話すことが多々ありました。
そんなことを雑誌やエッセイでも書いておられたので、それを見て片山選手は集めておられたのではないでしょうか?
ただ、パター論、アプローチ論は一切雑誌やエッセイなどにも書かず、一般公開された事はありませんでした。
だから、片山選手のパターとアプローチの打ち方はやはり全然、後藤理論とは違います。
一度、片山晋呉選手の順手のパターの打ち方を見たことがありますが、やはりこれではパターが入らないのではと言う打ち方でした。
ですからパターの打ち方が、何度も何度も変わるようになってしまうのではないでしょうか。
もし順手で正しい打ち方、入る打ち方ができていれば、当然アプローチも変わってき、5度の賞金王どころではなく、もしかしたら倍以上賞金王になっていたり、世界のメジャー大会で優勝できたかもしれませんね。
大学を卒業して、シードがなかなか取れない片山選手のことを後藤先生はよく褒めておられ、やはり後藤先生には見る目があるなと言うのをすごく感じたのを覚えております。
この間も片山選手は、冬のこの時期はアプローチの練習しかしないということを言っておられたそうです。
まさにその考えは後藤先生の考えで、後藤先生がよく言われてきたことです。
中島プロは、30ヤードのアプローチを覚えて、ドライバーを30ヤード飛距離伸ばしたと言うことをよく言っておられました。
ただ片山選手のアプローチの仕方は、後藤理論のものとは全く違うものです。
片山選手がレッスンを受ける姿や、レッスンをする姿を映像で見ましたが、やはり筋肉の遊び取りの理論__若い選手がやればその打ち方でもまっすぐ飛ぶかもしれないけれど、年齢のいった選手、30代後半から40代に入ってきてそれで打っていると真っ直ぐいかなくなってくる__と言うような理論に感じます。
正しくインパクトゾーンを作る理論がない。
若い頃は、足を使わない、腕を使わないと言う感覚で振っても、使えているものです。
体が柔らかいから。
でも年齢が行ってくると、筋肉や骨が硬くなり、正しく使わないとまっすぐ飛ばなかったり、インパクトゾーンが作れなかったり、飛距離が落ちてきます。
ジャンボ尾崎選手が、35歳までで約35勝し、後藤先生に教わってから、65勝位したのではないでしょうか。
後藤先生に教わってからの方が、2度目の全盛期の方が成績の良い選手などと言うのはこの世の中にはおられないと思います。
そして後藤先生は、ジャンボ尾崎選手をスランプから復活させるときに
「わしは技巧派で復活させるのではなく、
もう一度、飛ばし屋として復活させた」
と言っておられました。
プロ野球選手のピッチャーでも、若い頃は速球派だったのが、年齢を重ねるにつれて技巧派に変わって勝っていくと言うことはありますが、もう一度速球派で復活すると言う例はあまりないそうです。
ゴルフでも飛ばし屋で勝っていた選手が、飛距離を落として、ショットなどの精度を上げて復活すると言う事はあっても、年齢がいって尚飛ばし屋で復活すると言う例はほとんどないように思えます。
ジャンボ尾崎選手も凄いと思いますが、後藤理論の素晴らしさが現れた良い例ではないでしょうか。
ジョーダン・スピース選手
最近、ジョーダン・スピース選手の調子が上がってきたようですね。
私が最近見た時は、世界ランキング73位まで落ちていたでしょうか?
スイングで良い部分もかなりありましたが、後藤先生がよく褒めていたのは、足の使い方。
バックスイング始動での、足の使い方に個性がありました。後藤先生はフロントプレスと名付けられ、私たちにもそうやってバックスイングの始動をするようにと教えていただきました。
また、左肘の使い方に個性がある選手でジョーダン・スピース選手のような使い方をすると、飛距離は少し落ちるかもしれませんが、杉原輝雄選手やカルビンピート選手のように、息の長い選手になることが多いです。
ただ気になる部分があり、私の生徒さんが、ジョーダン・スピース選手は選手生命が短いかも、もうすぐスランプになるかもと言うことを話しておりました。
ひとつに、ジョーダン・スピース選手はもしかしたら体が硬いのかも。
そんなことをスイングを見ていて感じます。
そんなジョーダン・スピース選手が、また調子を上げてきたようですね。
まだ見ていませんが、どんなスイングで調子を上げていたきたのか楽しみです。
早く見てみたいと思います。
ウェッジについて
後藤先生が使っておられたウェッジがありました。
後藤先生は左利きだったので、もちろん左のクラブなんですが、それを裏返して右で造ってみました。
写真のクラブがそうです。
これを1年以上、試してきましたがかなり良いウェッジになったと思います。
左に飛ばない、右にも飛ばない。
非常にスクエア打法、スクエアのアプローチをしやすいクラブになったと思います。
販売も考えていますが、もう少し検討します。
晩年、後藤先生が非常に好んだパターもあってこれも裏返して造りました。
かなり良いものだとは思いますが、まだ少し調整が入りそうです。
これも改良、改善を繰り返しているところです。
パターの打ち方
パターだけは、少し直線で打とうとする動きが世の中にあると思います。ただその打ち方、やり方を見ているとこれでは正しい連続性のある線運動が描けないと言う打ち方ばかりのように見えます。
やはり新田先生、後藤先生はすごかったと思います。
後藤先生は、新田先生のパター論に異論を唱えていたそうです。
新田先生の考えが間違っているとずっと思っていた方でした。
しかしいろいろなことを試していくうちに、自身が間違っていた、新田先生が正しいと言う結論に至ったそうです。
それはこの新田先生の考えが、今の超高速グリーンを攻略する素晴らしい理論だということに気づかれたためです。
超高速グリーンは、新田先生の考えで打たねばならないと思われたみたいです。
後藤理論でパターをすれば、おそらくシニアになってもイップスになる事はありません。
手が動かなくなる事はないと思います。
円運動と線運動
多くのゴルフ理論が、円運動を基本としていますが、円運動でどうやってインパクトゾーンを作るのかなと考えてしまいます。
インパクトゾーンを作る部品、理論がないように思います。
でもインパクトゾーンと言う言葉を使います。
何だかちょっと矛盾を感じてしまいます。
円運動で打てば、反復性、連続性が良くなるのかもしれません。
またミート率も上がるのかもしれません。
でもインパクトゾーンが短くなります。
インパクトゾーンは線運動、直線運動です。
それをどうやって作るのでしょうか。100を切るとか、アマチュアの人がゴルフを覚えるのにはそれでも良いのかもしれません。
でも世界のメジャー大会で優勝するためのプロが覚える理論では無いような気がします。
インパクトゾーンを作れる、正しい方法で、力学に合ったインパクトゾーンの作り方と言うものを唱えた理論がないように思います。
エンドを作るだけであれば、むしろ機械の方が優秀かもしれません。
でも機械には1回の直線運動、インパクトゾーンを作る動きを、連続的に正確に作ると言うことがかなり難しいと思います。
これはやはり神様の最高の造形物、人間にしかできないのではないのでしょうか。
世の中にはいろんな考え方があって当たり前です。
おそらく後藤理論の考え方に、異論を唱える方は多いと思います。
でも私はこれでしか日本人が世界のメジャー大会を優勝することはできないのではないかとやはり思います。
後藤理論を理解して、実際にやっていただける方が増えてくれれば、世の中が変わるとも思っています。
やるほうも教えるほうも、簡単ではありません。
しかしやってみる価値はすごくあります。
今の自分を打破したかったら、今の自分の段階を乗り越えたかったら、ぜひ挑戦してみてください。
松山英樹選手⑩2021ソニー・オープン・イン・ハワイ
松山選手の今シーズンが始まりましたね。
ソニー・オープン・イン・ハワイ
2日目でしたか?
ハーフ28というスコアも出ていましたが、最終的には19 位タイだったでしょうか。
「パターが普通に戻れば」と言う言葉を使っておられましたが、パターが良くなかったようですね。
後藤理論ほど、パターの理論が奥深いものはないと思いますが、パターが入る形、パターが上手い方の共通する形というものがあります。
まだ松山選手はその形になっていないですね。
そしてゴルフはパターが基本になってきます。
パターが入るということが大前提です。
パターが入る打ち方でショット、ドライバーも打つと言うことが大事になります。
だからショットがいいと言うことも大切ですが、やはりパターが入るということが大切になってきます。
後藤理論
昨年は、1月から沖縄県、2月には北海道からレッスンを受けにお越しになった方がおられました。
高知県、静岡県、兵庫県からお越しの方もいらっしゃいます。
大阪府からも長く通われている方がいらっしゃいます。
後藤理論を本とかで読まれて、ある程度の事はご存知なんですが、やはり文字で読むのと行うのとでは全然違うようです。
後藤先生は、スポーツは動いて考えろ、学問では無いから止まって考えるなと言うことを言われました。
よく理論から入られる方がいるのですが、まずは大型完全スクエア打法、後藤理論をやろうとしてみてください。
そうすると本に書いてある意味とか、どういうことをすればいいのか等がわかってきます。
本当に、後藤理論は奥が深いです。
タイガーウッズ選手、5回目の手術
タイガーウッズ選手が5回目の手術、椎間板ヘルニアの除去手術を受けたようですね。
完全な復活が見込めるとの記事が載っておられましたが、やはり手術はしなくて良いに越した事はありません。
そもそも手術を迫られるような状態にはならないスイングをすべきです。
試合を重ねていると、体への負担も重くなると思います。
それでもやはり怪我のない、痛いところをつくらないスイングを作りたいものです。
それをできるのが後藤理論、大型完全スクエア打法ですね。
マスターズを優勝されたり、その前も全英オープンで惜しいところまで行かれたりしましたが、後藤先生は怪我が怖いと度々言っておられました。
こんな打ち方をしているとまたどこか痛いところを作ると言っておられました。
その予言が的中した形でしょうか。
タイガーウッズ選手には切り返しに難点があります。
ニクラウス選手とかなり違う部分です。
ただニクラウス選手も調子が悪い時は少し切り返しが良くないことがありました。
だからニクラウス選手も現役時代、時々腰痛を起こしておられました。
ダルビッシュ有投手
ダルビッシュ投手に関しては、後藤先生曰く左手の使い方は微妙、「怪しい」と言う言葉を使っておられた時があります。
どういうことかと言うと、他の投手と違い左手をゴルフ用語で言うドローにあげる、クロスしてあげるタイプです。
クロスしてあげて投げようとすると、どうしても体を開くことになります。
ダルビッシュ投手の場合、左腕をクロスに上げてその場で縦に振ることが多いのですが、調子が悪いと横に振る形になる時があります。
ゴルフでもそうですがボールが左に飛ぶ人は、だんだんアドレスで右向き気味になる人が非常に多いです。
新田恭一先生や後藤先生は、手術することなしに、肩の痛みや肘の痛みを投げ方で治せたそうです。
最近は痛くなると手術する方が多いですが、やはりフォームの問題だと思います。