大谷投手が右肘靭帯を痛めた、
大きな、大きな、
理由の1つが、
ウェイトトレーニングで筋肉をつけすぎたことです。
イチロー選手はウェイトトレーニングをしませんでした。
初動負荷理論のマシントレーニングをやったり、
筋肉をあまり太くすることをしなかった。
もちろん、年々進化していろんなトレーニングもしていたと思います。
それに筋力至上主義を嫌っていました。
技術至上主義、
技術で野球をする。
後藤先生も技術至上主義です。
っていうか唯スイング論者。
スイングが全てと言う考え、
ゴルフは技術でやるものと言う考えです。
後藤先生がよく言っていた言葉、
「ゴルフは気合でやるものではなく、技術でやるものだ」
そして、後藤先生は、
世の中がこうなることを予言されていました。
ウェイトトレーニングなど、
筋肉を太くする、筋肉を硬くすると、
怪我が増える。
だから後藤塾ではウェイトトレーニングは一切禁止です。
そして「靭帯は鍛えられない」と言うことを言っておられました。
ここが重要ですね。
筋肉を鍛えて、
太くし、重くし筋力をつけることはできても、
それに靭帯ついていかない。
だから、靭帯にすごく負担をかけるのです。
筋肉がつくと重くなる。
関節で曲がったりのばしたりする。
それをつないでいるのが靭帯。
筋肉が太くなり、重くなると、
靭帯に負担がかかるのは明々白々です。
その靭帯が鍛えられないのだから、
大問題です。
だから、今、
ウェイトトレーニングなどで、
腕を太くしたり、
足を太くしたりする選手が、
よく肘、膝を痛めます。
靭帯があり、
まさに負担のかかる関節です。
腕、足を太くした選手、
例えば清原選手。
膝を痛めましたね。
清原選手が、
復活作戦で、
ウェイトトレーニングをして、
筋肉をつけているときに、
後藤先生が言った言葉、
「わしなら復活作戦で清原にはストレッチをさすがなぁ」と言われました。
松井選手もそうですよね。
かなり足、腕が太くなったように思う。
膝を痛めました。
タイガー・ウッズ選手もそうですね。
足、俺がすごく太くなりました。
交通事故を起こす前から
膝は2回、3回、4回?何回も手術されてますね。
腰も3回転4回?手術をされていますよね。
ケプカ選手もそうです。
昔の写真と比べると、
腕、足がすごく太い。
かなりウェイトトレーニングをされたのだと思います。
膝がかなり痛い。
大谷選手もそうですね。
膝も肘も手術をしてますね。
フィリーズのBハーパー選手も野手なのに、肘のトミージョン手術を受けているみたいですね。
打ち方も投げ方も見た事は無いですが、
野手で
もしどこかぶつけて靭帯を損傷したとかと言うのでなく、トミージョン手術を受けたのであればよっぽどの事だと思います。
前田健太投手も手術を受けた。
これだけ才能を持って、素晴らしい選手が、
怪我をし、手術をする選手が多い。
異常なことだと思います。
後藤修と言う人は、
時代の先取りをしています。
100年先を行っています。
ウェイトトレーニングをすれば早く結果は出る。
それはわかっていても、
あえてもしかしたら時間がかかる方法かもしれないけれども、
ただ、単に筋力をつけるだけではなく
スイングを良くするトレーニング、
スイング、フォームに必要な筋肉をつけるトレーニングをさせると言うことをしていました。
私が後藤先生と初めて会って、
行き始めた頃は、
中島常幸選手の復活大作戦のど真ん中であり、
鈴木亨プロもおられました。
中島プロも、鈴木プロもいろんなトレーニングをしていましたが、
鈴木プロが、
距離を伸ばすのにやっていたのは、
外野ノックと遠投かな。
もちろん他のたくさんのトレーニングをしていましたが。
ただウェイトトレーニングをしていない。
地道にいろんなトレーニングをして、
鈴木プロは飛距離を伸ばしていきました。
ただ、
私は細身なのですが、
「中尾は腕が細すぎるから、
多少の腕立て伏せがあっていい、
多少のウェイトトレーニングはあっても良い」と言うことを言っておられました。
そんな臨機応変さもあった先生です。
(続く)
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