2020年全米オープン、優勝されたのはデシャンボー選手ですね。
おめでとうございます。
デシャンボー選手のパッティング、アームロック式と言うそうですが、
これは腕まで長尺にしたパッティングと言うことでしょうか?
まるで長尺パターを扱うような打ち方で打っていますね。
軌道がテレビではよく見えませんが、どうやらまっすぐ振れていそうで、フェースの向きもあまり変えていないように感じます。
長尺パターは、体に固定をすることが禁止になり、使う選手がほとんどいなくなりましたが、その長所を活かしたような打ち方になっています。
なぜこんな打ち方になったのか。
やはりウェイトトレーニングのしすぎではないでしょうか?
普通の打ち方では繊細な感覚が要求されます。
ましてやあれだけウェイトトレーニングをしてしまうと、軽いパターは振れません。
今、フィル・ミケルソン選手が、シャフトに多量の重りをつけてパターを打っています。
これも、軽いパターでは手が震えてしまう、そんな感じになっているためではないでしょうか。
重いパターしか振れない。
倉本選手も晩年は、
長尺パターを短尺の長さに切って重たいパターを使っておられる時がありました。
つまりウェイトトレーニングをしてしまうと、感覚がなくなってしまうのではないでしょうか?
イチロー選手はそれを嫌います。
だからウェイトトレーニングをすごく嫌います。
後藤先生もそうでした。
デシャンボー選手のゴルフを見ていると、
もうマッスルスポーツ、
ゴルフではないような気がしてきます。
ドライバーの飛距離を30ヤードのばしたり、すごい事はされている、すごい成果を出されているとは思います。
しかしやはりゴルフは、
マッスルスポーツではないと思います、
マッスルスポーツであって欲しくは無い。
後はあれだけウェイトトレーニングをして、選手生命がどうなるかと言う問題になってくると思います。
息の長い、選手生命の長い選手でいられるのでしょうか?
これからデシャンボー選手がどのようになっていくのか見極めていきたいと思います。
デシャンボー選手がパワーだけとは言いませんが、パワーでなく、技術でゴルフをする選手を見てみたいものです。
後藤先生の言葉曰く、
ゴルフは気合いでするものではない、
技術でするもの
と言う言葉があります。
後藤先生の教えた選手は、皆選手生命が長い、息が長い選手となっております。
またその話は機会があればしたいと思います。
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