尾崎将司選手

日本で、一番優勝回数が多いのはジャンボ尾崎選手ですね。

すごいゴルフの才能の持ち主。
後藤先生は、
ジャンボ尾崎選手のことを、
「井の中の蛙大海を知らず」をもじって

「井の中の化け物」と言う言い方をしました。

もちろん皆さんご存知ですが、野球からの転身組。

ゴルフを始めたのも、今の時代とは違い遅かったでしょうし、
努力をされたんだと思います。

ざっとおおよそですが、
35歳まで35勝
すごい優勝回数ですが、
そこでスランプ。

OBが、
尾崎ボールと言われた時代も。

そこで終わってしまうのが普通の選手ですが、
ジャンボ尾崎選手は復活された。

その復活作戦に、
後藤さん先生がつかれた。

昔のジャンボ尾崎選手のスイングは、
クラブを上げて下ろすだけと言う感じのスイングですが、
それでも肩が回り、
野球をやっていたので
飛距離も出ていたみたいですね。
でも
だんだん体が硬くなり、飛距離も落ち、
クラブが外から入るようになり、
クローズスタンスでフェードボールを打っていた。
これはスランプの始まりですね。

若い頃と同じイメージでスイングしているのですが、
トップでの頭の位置も悪くなり、
もうどうしようもならなくなったときに、
後藤先生に依頼したようですね。

後藤先生が
復活作戦に選んだ作戦は、
左手強化、
右腕を長くすること、
そして少しでも肩を回すこと、
などなど。

当時は、左手強化
左手1本で打ったり、
はごミントン、これは左手でやってましたね。

もちろん右手を良くする長袖作戦と言うのもありました。

当時話題となったひとつが、
オープンスタンスでドローボールを打つこと。

これの本当の意味を理解している人はあまりいないのですがないでしょうか。

勝選手は今、
オープンスタンスでドローを打ってるようですね。

一昨年、日本にいる時はそうしていましたが、
今はどうしているのでしょうか?

最近スイングを見ていないから分かりませんが、
本当の意味をわかってオープンスタンスでドローを打っているようには思えないのですが。

また本人のコメントも見ました。

ジャンボ尾崎選手がオープンスタンスでドローを打ってた本当の意味を知って打っているようでは無いようです。
ただ、本人がなぜオープンスタンスでドローボールを打とうとしようとしたのか、
そのきっかけがすごく知りたいです。
自分で考えたのか、
誰かに聞いたのか。

オープンスタンスでドローボールを打つということは、基本的に変則練習です。

やってはいけないこと。

ドローを打つならクローズスタンス、
スクエアに構えてからやや右にドローを打つことも上級者ならできなくは無いですが。
ただクローズスタンスでドローを打つにしても、
ひっかけドローではありません。

今平選手や、
星野選手がひっかけでドローボールを打っているかな。

これでは、
世界戦にはなかなか通用しにくい。

ただ星野選手に関しては良いところもいっぱいある。

パターの切り返しの部分であったり、
ショットでのフィニッシュの取り方であったり、
特にショットでのフィニッシュの取り方で時々私たちが練習していたことと同じことを、
おそらく無意識のうちですが、
しています。
フォロースルーの振っていく方向も、
渋野選手と一緒で割と良い。

後藤先生がジャンボ尾崎選手を復活させようとするときに、
ドローボールを打たせる作戦に出ました。

尾崎選手が、
この体でドローが打てるのか(太ってるという意味)と言うことを言われたみたいです。

肩が回りにくい?

そこで後藤先生がオープンスタンスでドローを打たせるようにした。

オープンスタンスにすれば、
左足に対して、
スクエアスタンスやクローズスタンスで打ったときよりも、
肩の周りが浅くても、
左足に対してはオープンスタンスすれば回ったことになる。

そうすることによって、
肩の回り、
体の捻転などを作ろうとしたようですね。

他にも尾崎選手、独特のタイミングの取り方なので、
肩の回転不足を補うことをしました。

独特のタイミングの取り方と言うのは、
以前にもこのブログで話したかもしれませんが、
元広島カープの北別府投手の投げ方のタイミングに似ています。

ただ、
オープンスタンスでドローを打つということは、かなり変則練習です。また変則的な打ち方です。

これをずっとするわけにはいけません。

これをずっと続けていると、
バックスイングに弊害が出てきます。

バックスイングが悪くなってくる。

勝選手はそのことがわかってやっているのでしょうか。

また今もやっているのでしょうか。

アメリカに行ってから、
少しスイングを見ていないので、
どんなスイングになっているか楽しみなんですが。

ギリギリでシードは取れたようですね。

ただ、
このブログでも多分、勝選手がアメリカに行く前に書いていると思いますが、
飛距離が出るだけでは、
アメリカで活躍するのは厳しいので、
もっとスイングが良くなれば良いのですが、と言うことを書いている記憶があります。

まだまだ、
海外メジャーで優勝できるとか、
そこまでスイングが良くないので、もう少し頑張ってスイングを良くして
海外メジャーでも優勝できるような選手になってほしいです。

後藤先生は、
おいおいオープンスタンスでドローを打つことをやめさせようとしていました。

でも尾崎先生は、
オープンスタンスでドローを打っている段階で、後藤先生と袂をわかった。

そして、
後藤先生は
その後、中嶋選手と契約。

中嶋選手は、
まずジャンボ尾崎選手のサルマネから入りました。

オープンスタンスでドローを打って、
ジャンボ尾崎選手の歩んだ道を歩み始めて、
そこからスランプ脱出作戦が始まりました。

また中嶋選手の話は機会があれば詳しくしたいと思います。

ジャンボ尾崎選手は、
右手をフォロースルーで長くするときに、
親指と人差し指を離しています。

これはフレッドカプルス選手もやっていたことですね。

本当は離して離さず。

人差し指と親指はシャフトに触れているのですが、
ぎゅっと握らず、
力を入れないようにすると言うことが基本です。

石川遼選手のフィニッシュで、
よく見かけたのが、
右手の親指と人差し指を握ってフィニッシュをしている。

右手の人差し指と親指が、
アドレスの形とは違うと言うふうになっています。
あれは良くないですね。

ジャンボ尾崎選手は、
おおよその話ですが、
35歳までで、
35勝、

後藤先生がつかれてから
38歳位からでしょうか、
54歳位まで65勝をされています。

何年か忘れましたが、
全米プロゴルフ選手権で、
3日目終わってトップで最終日を迎えたこともあります。
中嶋選手も全英オープンで3日目終わって、トップで最終回を迎えたこともありますが。

ジャンボ尾崎選手のように
全盛期が2度ある選手と言うのは非常に珍しいのに、
なおかつ全盛期の後半の方がたくさん勝っている。
こんな選手は世界中にいません。

ゴルフ以外のどんなスポーツでもおられません。もしそんな選手が、
どんなスポーツでも見てたら教えて欲しいなぁと思います。
その選手がどのようにして成長し復活したのか、
勉強してみたいと思います。

全盛期が2度あると言うような事は
奇跡のようなことです。
これはもちろんジャンボ尾崎選手がすごかったのです。

かなりの努力をされたと思います。

しかしジャンボ尾崎選手だけでは起こらなかったことだと思います。

後藤先生がついてジャンボ尾崎選手に教えたからできた奇跡だと思います。

後藤先生は奇跡のようなことを起こされています。

そんな理論が後藤理論です。

大型完全スクエア打法。

本当に素晴らしい理論だと思います。今、いろんな選手がスランプに悩んでいる。

石川遼選手、
松山英樹選手、
渋野日向子選手など、
才能ある選手が悩んでいる。

鈴木愛選手もその1人かな。

松田選手もそう。

他にももっともっとたくさんいます。

いろんなコーチが、
選手について復活させようとしている。

スランプになった選手を復活させるのは非常に難しいことです。

簡単なことではないです。
それぞれのコーチ苦労していると思います。

鈴木愛選手なんかは、
少しスイングが良くなったかなと思う部分がありますが、
以前のような強さが出るスイングではないですね。

ただ1つ言える事は、
何をするのかわからないということが、
何をすれば復活できるのかわからないということが、
最も大きな悩みになるのではないでしょうか。

その点、後藤理論を知っていれば、
迷う事はありません。

この道を行けば必ず光が見えてくる、
復活できる、
正しい道だと確信できるからです。

大型完全スクエア打法を作る事は簡単では無いかもしれません。
でもこの道を歩み続ければ、
自分が目指すものは手に入れることができるということが間違えないと言う確信を入れるということは非常に大切なことだと思います。

中嶋選手が、
後藤先生のことを羅針盤に例えたことがあります。

船の上で行く道がわかるのは羅針盤だけ。

この羅針盤が間違っていたら、
目的地に着く事はありません。

私は後藤理論をいろんな角度から検証してきたつもりです。
今でも検証し続けているつもりです。

それでもこの理論は間違っていないと思える、確信できると思っています。
超優秀な羅針盤。
だから迷いがない。

渋野選手が縦に上げると言うことを意識していると言う記事が以前載っていましたね。

アップライトにあげるとか、
上に上げるとか言う言葉ではなく、
縦に上げるという言葉を使っておられました。

また上田桃子選手も縦振りという言葉を使っておられました。

縦振り、
縦という言葉は後藤先生がよく使っていた言葉。

このブログを読んでくれているとも思いませんが、
もし縦に上げるとか、
縦振りをしたいのなら後藤理論です。

もし機会があれば、そんな詳しい話をできたらいいなと思います。

本当の縦の意味がみんなわかっていない。

もしこのブログを読んでるなら、少しでも興味があるなら聞きに来ればいいのに。




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